活動に参加させていただいて感じ考えたこと (その一)

こんにちは。ホワイト吉村こと岐阜の吉村美陽子です。
このたびの活動にて、カラーがホワイトに決定しました。
よろしくお願いいたします。

活動から岐阜に戻り、ずいぶん時間が経ってしまいました。
感想を文章にあらわすのは困難を極めました。私は元来考えはじめると関心ごとが数珠つながりにつながり、調べに調べ、納得と疑問を繰り返しながらゆっくりとフェードアウトしていくというくせがあります。
生みの苦しみでなんとか今回文章にしたためましたが、てんでまとまっておりません。しかしこれが今回の訪問のおかげで私の頭の中に生まれた考え、想い、関心です。申し訳ありませんがどうかご了承ください。

私にとって3回目の訪問となる今回の活動は、それまでと比べ自分自身の肩の力がずいぶん抜けていたと感じます。
それまでは、仮設住宅を見れば「震災で家がなくなってしまったんだ」、訪問先の人々の話をきけば「震災により日常が一変してしまったんだ」と悲しく辛い気持ちになったり。自分にはなにもできないという無力感が湧き精神的に苦しくなることもありました。
しかし今回、南三陸町で約1年前に訪問したときにはなかった復興道路の建設現場や沿岸部の盛り土を見て、「復興が進んでいるんだ」と明るい光が見えたような気持ちになる一方で「実際復興道路ができたら立ち寄る人が減るのではないか」、また、盛り土のところには商店街ができるそうですがその周囲に住宅は建設できないため「人が住まないところに商店街ができて果たしてやっていけるんだろうか」という声を聴いたとき、「復興」という言葉のうらに隠れている、人々の不安を垣間見たような気がしました。
「復興」という言葉で、みえにくくなる存在があるのではないかと感じました。
初めて「復興てなんだろう」という疑問が湧きました。
震災から3年が経過した東北の地で、どのようなことが起きていて、どのような課題があるのか、それをみつめたいという気持ちを強くもちました。
復興とはなにか。まずはじめに浮かんだのは「こわれたものをつくりなおす」でした。

住宅が壊れたのならば建て直す。交通網が壊れたのであればつくりなおす。
「つくりなおす」のは再びそこで生活できるようにするためですが、津波で浸水した場所は危険区域と定められ住宅を建てることができないため、同じ場所に同じものをつくりなおすことができないという現状があります。
そもそも生活するためには何が必要なのだろうと考えると、まちという言葉が浮かびました。まちには学校、病院、金融機関、スーパーなど生活するために必要なものがたくさんあります。
当たり前ですが、家が建てばよいという話では決してありません。そこには「まち」が必要です。
「まち」ってなんだろうと考えました。普段考えたことがないので一瞬どう考えればよいか悩みました。それくらい考えたことがありませんでした。
「まち」とは、あらゆる年代の人々が共存する場だと考えました。ライフステージにより、学校へ通うことが必要であったり、病院に通うことが欠かせなかったり。町がなければ人々は集まらない。反対に人々がいなければ町はできない。共存関係にあるのだと感じました。
そのまちをつくり、人々の生活の場をつくるために、震災が起きた年から各自治体は住民の意向調査を行い、災害公営住宅の必要数、建設場所等を思案し進行してきました(※1)。災害公営住宅とは、仮設住宅(原則2年居住可、現在1年ごとに延長可能)と違い被災者がずっと住むことができる場所です。
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(※1)
今回の宮城訪問の前に、NHKスペシャル「どう使われる3.3兆円 ~検証・復興計画~」という番組を見ました。被災地の町づくりにおける深い問題を知りました。
番組内容:震災から3年、被災地では復興計画に基づいて新たな町作りが進められている。しかし、想定以上の人口流出が続くなど様々な課題があることがわかった。その実態を検証する。
詳細:東日本大震災で被災した宮城、岩手の沿岸市町村すべてについて、復興計画の進捗(しんちょく)状況を取材。当初は地元に残る意志を示した住民が、自治体の想定以上に流出していること。そのために高台移転や区画整理事業などを進めているものの、その後の青写真がなかなか描けないこと。計画変更の必要性を認識しながら踏み出せない自治体が多いことなどが見えてきた。今後の復興に何が必要か、浮かび上がった課題から検証する。
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=200&date=2014-03-09&ch=22&eid=21068&f=46
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(つづく)

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