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訪問先の様子

仙台市内 あすと長町仮設住宅
 ここは230戸という大きな仮設で他県からも避難されています。被害の多様性から つらさを我慢され、お互いを励ましあうこともしづらい様子でした。
 今回は東北大学の若島先生の臨床心理グループの協力で治療に入ることができたのですが、鍼灸治療が突破口になりカウンセリングへの道筋がつけやすいという手ごたえを感じました。また2日間治療できたので1日目ローラーの施術をみて、または受けた感想を聞いて来られる方も増えました。種まきの重要性、ローラー鍼の効果を実感した経験でした。

南三陸町 名足仮設住宅・入谷福祉仮設住宅
 まず伺った名足仮設住宅はご近所同士で入居されている施設で、もともとあったコミュニティーが保たれています。鍼灸は初めての方ばかりでしたが、和やかな雰囲気に助けられてハリやお灸に挑戦される方も出てこられた方全員に施術をすることができました。
 次にお邪魔した入谷福祉型仮設はお年寄りのケア施設ですが、職員の方もみな被災者でした。職員の方に鍼灸経験者がおられたので、その宣伝もあってスムーズに施術することができました。皆さん肩こり、不眠、めまいなど慢性の症状をお持ちです。ニーズはありますが奥地の仮設のため支援は入りにくくなっています。支援の入りにくい小さな仮設にも継続したケアが必要だと感じました。

宮城県山元町 ささえ愛・山元
 3日前にやっと再開されたデイケア施設のスタッフの方に施術しました。とてもパワフルな施設長がおられ笑顔のあふれる明るい雰囲気に和まされましたが、皆さんご家族や友人を亡くされ、ご自身も九死に一生を得た経験をされた方々です。見た目のパワフルさや明るさとは違い、体の疲労はとても強く、体の緊急反応でここまで頑張ってこられたのだと想像できました。

福島県郡山市 被災地障がい者センターふくしま
 障害者当事者も含めスタッフの方5人への施術をしました。津波や地震被害と違い福島は街も職場も家もそのまま残っています。日常が過ごせる状況で逃げる決断ができるのか考えさせられました。見えない放射能に脅かされながらの生活。放射能対策などの質問もあるかと想像していましたが、こちらから聞かない限り放射能についての話は出ませんでした。鍼灸に対策ができるとは思っておられない様子でした。事務所では腹部への施術はできませんでしたし、とにかくストレス対策の頭部感覚器やコリ解消に集中しました。

ボランティアを終えて
 東北は鍼灸の習慣はあまりなく、ローラー鍼でのケアができることが大きな突破口になりました。ローラーでの簡単な治療でもしっかり効果があります。短期の治療ではとにかくコリやストレス対策の頭部感覚器に注目すると効果を得られやすい、効果を感じれば慢性病へのアプローチに移行しやすい。種まきや下地作りの重要性も感じました。十分に治療できなくても、とにかくその方の不調やつらさに気づき、少しでも理解しようとする人間がいることを伝えることも治療になると思います。被災地にはあらゆるケアが必要です。鍼灸という良いアイテムをこれからも被災地に届けられればと願います。
 今回の活動に参加できて鍼灸師としても人としても本当に多くの経験をさせてもらいました。支えてくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

彩はり灸院 竹原彩子
 

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