お母さんがお子さんをケア

はり灸レンジャーイエロー清水です。

はり灸レンジャーが今回初めて取り組んだ「小児はり教室」。

石巻市に続き、南三陸町でも開催させていただきました。
(今回の「小児はり教室」も、仮設住宅訪問治療でお世話になっているNPO法人『奏海の杜(かなみのもり)』さんのご協力により実現しました。本当にありがとうございます。)

開場は南三陸町入谷地区にある「くつろぐハウス」というとても素敵な建物をお借りし、奏海の杜スタッフさんのお声掛けで集まってくださった南三陸町で子育てをしているお母さんとその子ども達計20人を前に、とても賑やかな「小児はり教室」となりました。
石巻のお母さん達同様、南三陸のお母さん達も初めてみるローラー鍼(はり)やせんねん灸の使い方についてのお話を興味深い様子で聞き入って下さった姿が印象的でした。

その後、お母さんと子どもたちに治療体験を。

今まで仮設住宅や集会所には何度も訪問し治療活動を行ってきましたが、そこでお会いする方たちは比較的年齢層が高かったのに比べ、今回は若いお母さん達が中心。お子さんも生後1才くらいの赤ちゃんから小学生低学年まで、様々な年齢のちびっこ達が動き回る中での治療はとても新鮮で終始明るい雰囲気に包まれていました。

お母さん方の治療をさせてもらいながら日々の子育ての大変さと楽しみについて色々お話を伺ったのですが、悩みとして多く出てきたのが「病院に通うのが大変」という声。
子どもの発熱、ケガなどのトラブルで病院に駆け込むのはよくあることですが…現在南三陸町にはいわゆる「大きな病院」がありません。
震災で壊滅的な被害を受けた、町の医療機関。
公立志津川病院(126床)は5階建ての4階まで津波の被害を受け、以前町に6つあった診療所も全て流され、医療機関は一時ゼロになりました。
現在再開されている南三陸診療所では震災前とほぼ変わらない状況での外来診療が出来ているそうですが、入院設備のある病院となると隣町の登米市までいく事になります。50㎞離れた石巻市の病院まで通っている、なんて方もおられました。
(現在、公立志津川病院と南三陸診療所は、新たな病院としての再建計画が進んでいます。
志津川の沼田地区に2015年度中の開業予定とのこと。)

子どもへのローラー鍼ケアを行うと、表情や体の状態をいつも以上に観察する時間をとることが出来ます。その時、小さな変化にいち早く気付き対処することで、大きな病院に行かなくても済むように…そんな風に子どもと向き合う機会をさらに増やすという意味でも、お母さんがお子さんをケアするという事はとても重要になるのではないかな、と改めて思いました。

「小児ケア教室」を通して出会った石巻・南三陸の親子さんから学び、感じた今回の訪問。
今私が暮らしている岐阜での生活や治療のヒントになることも沢山ありました。
これらをどう伝えていくか、どう生かしていくかをこれからもっと考えていきたいと思います。

清水(くつろぐハウス)

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