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2016年熊本地震支援の記事 (1/3)

地域の力は人びとの奮闘に支えられる

 はり灸レッド・舟橋寛延です。
 今回、2018年3月21日~22日と二日間だけですが、熊本地震の被災地訪問に参加しました。私自身は2回目の熊本入りです。
  2016年4月の熊本地震以来、2年目の春を迎える熊本では、今回、御船町と南阿蘇村に伺いました。

 そのうち御船町は2016年夏の訪問以来、私個人は2回目になります。2年ほど経つと地震の表面的な爪痕は一訪問者には見つけにくいものです。今回、御船町ではいつも「はり灸レンジャー」を受け入れて下さっている街の食堂での治療でした。多彩な方々が集まる食堂で、濃密な治療と交流ができ嬉しく思います。
  治療しながら聞かせてもらう皆さんの話はとても生々しいもので、仮設住宅の暮らしの難しさ、生活復興の歩みの格差などを改めて生の声から感じ取れます。
  治療の後、食堂の近所を案内いただいたのですが、古い町並みは情緒にあふれています。御船川のたもとにある街道筋で、かつては物資の集積所として殷賑を極めたことが見て取れます。なまこ壁の街道を歩くと、米問屋の古い建物があり、現役の活版印刷屋があります。 この町の良さを発信していこうという皆さんの声に大きくうなずいたものです。鍼灸治療ボランティアでなくとも、また観光で是非来たい魅力あふれる町ですから。

  翌日、熊本市内を北東方面に抜け、南阿蘇に向かいます。映像で皆さんご存知なように 阿蘇大橋の崩落のため国道が途中で規制されていますので、迂回して南阿蘇に入ります。被災地を訪れるたび、いつも思うのですが、こうして実際に車に乗って動き回ることで被災の規模や人々の大変さのいくらかを体で感じることができます。
 南阿蘇では大きな高齢者施設での治療で、利用者であるお年寄りとスタッフさんの治療をしっかり行ないました。たとえ施設入居している高齢者でも自分らしい生活をしている姿に敬意を感じました。また、スタッフの皆さんは体調不良でもなかなか体のケアができないようで、私たちの訪問にも意味があったと思えます。
 この一帯は巨大なカルデラの真ん中に五つの山々がそびえ、この五座の総称が阿蘇山とのこと。カルデラの南に位置する南阿蘇は水や空気がきれいなこともあり、移住者に人気があるところだそうです。私が治療したなかにも別の土地の出身の方もいました。また、話によると東日本大震災の際、福島第一原発の事故のため、遠くこの南阿蘇まで避難した方もいたとのこと。せっかく放射能から逃れて素晴らしい土地に来たのに、また震災が襲って苦労も多かろうと思いながら耳を傾けました。

 今回、2日間の短い滞在でしたが、多くの魅力ある方々と面識を得ることができ、何にも替えがたい財産になりました。私たちボランティアは、どうして幾度も被災地を訪問するのでしょうか?義務感だけでは続かないものです。そこに行けば、日々奮闘している人びとに会えるから行くのだと思います。災害列島日本では、色々な防災計画書がいまも連綿と作り出されています。もちろん一つ一つ意義深い試みであると思いますが、結局は人と人が織りなす関係によってしか、物事は動かないと信じます。被災地で奮闘する人びとの存在こそが私たちボランティアを引き寄せるのです。



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もうすぐ2年の熊本

こんにちは。
はり灸レンジャーピンクの森川彩子です。

個人的には4回目の熊本訪問です。以前から伺っているところへの再訪ですので、顔を覚えてくださっていたり、鍼を楽しみにされて下さる方もおられ、嬉しく、ありがたく思いました。

1日目の御船町の地域の食堂では、食堂の方の事前の御声掛けのおかげで、地域の為に子ども食堂や動物保護の活動をされておられる方々への施術もさせて頂きました。それぞれ地震で変わってしまった自分たちの生活に対処する毎日があるのに、地域の為に労を惜しまない様子が伝わりました。
体には疲労が十分に表れていましたが、明るい笑顔が印象に残ります。
お互いを思い合う、地域の繋に心動かされました。

2日目の南阿蘇では、地域の老人福祉を担わざるを得ないとも言える、役割の多い施設へ伺いました。
広がりのある素晴らしい環境ですが、道路は復興途中でスタッフの方の移動の負担が続いていました。地震後に在宅の方へお弁当を配る仕事も増えていました。施術では、特にスタッフの方の疲労を取らなければと、力が入りました。

3日目の御船町の仮設団地は山間の小さな仮設です。お互いの顔の見える良い雰囲気の場所です。震災から2年が経とうとする今、その仮設を出られる家族も増えていました。先の目途の立たない方の不安はこれから大きくなるのかもしれません。
今回も良い雰囲気で施術させて頂きましたが、セルフケアはできていないようでした。
毎日の生活に追われると自分のケアは忘れてしまいます。「不調のためにできることは結構あります」と、時々お会いしてお伝えする必要を感じました。


開きつつある ”復興の差” を感じた一方で、熊本の方の明るいお人柄と、誰かの為に、地域の為に、という情熱が印象に残る訪問でした。
人の明るさや熱は希望そのものだと感じました。

もうすぐ2年。まだまだ気がかりの多い生活が続くのだと思います。
鍼灸を通して少しでも不調が減って、安心を増やせるように、これからもお手伝いできればと思います。


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第5回 熊本ボランティアに参加して

こんにちは。
はり灸レンジャー パープルの西井牧子です。

来月で熊本地震から2年が経とうとしています。

今回の はり灸レンジャーの熊本での活動は5回目、そして私自身は4回目の参加でした。

震災後初めて熊本に足を踏み入れた時は、壊滅的な被害を受けられた建物が沢山あり、全壊を免れたもののブルーシートを屋根に掛けられた建物の多さに大変驚きました。

避難所での生活で心身ともに弱っておられる方も多く、とにかくひとりでも多くの方に治療をさせていただきたい、セルフケアの仕方を覚えていただきたい…との思い一心での治療でした。

前回の訪問では仮設住宅への入居がすすみ、避難所は解散されていました。
少しほっとされたのか、笑顔のみられる機会が増えたのが印象的でした。

そして今回。
上益城郡御船町のたしろ食堂と旧七滝中仮設
団地の集会所、そして南阿蘇村の施設にて施術をすることが出来ました。

何度か訪問している場所ですので、
「今年も来てくれたのね〜! ありがとう!」
とか
「熊本の事を覚えてくれていて嬉しい!」
などと喜んでいただけ、私もまた再会できた喜びで胸がいっぱいになりました。

はり灸レンジャーでの活動は、同じ場所へ何度も足を運び、継続して現地の方々にお会い出来るので、私も自分の田舎に帰った様な嬉しさや懐かしさを感じます。

そして、少しずつ少しずつ復興していく町の様子や、現地の方々の暮らしぶりを拝見して、良かった〜と安堵出来る場面も増えてきたのが嬉しかったです。

…とは言え、震災前の町の賑わいや生活を取り戻されるには、まだまだ時間もかかるかと思います。

ローラー鍼でのコロコロケアとお灸でのセルフケアを日常生活に取り入れていただいて、これから先もずっとお元気に暮らしていただきたいなぁと心から願っております。

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第5回熊本訪問活動概要

もうすぐ震災から2年が経過する熊本。
桜が咲いているところも多く見かけましたが、花冷えの折、寒暖差も厳しく感じました。

震災後5回目となる訪問では、住宅や店舗を再建された方もおられる一方、仮設住宅を出ていく目途が立っていない方もおられ、復興の差も感じました。


一日目 3/21(水・祝)
(甲佐 雨 最高 12.2℃ / 最低 8.6℃)

今回初参加の鍼灸師も加わったメンバー5名が、熊本駅に集合。
改装途中の駅舎に、これまで訪問してきたメンバーも違和感を感じます。

レンタカー2台に分かれ、まずは熊本市内の鍼灸院へ。
鍼灸地域支援ネットを通じてこれまでの訪問でもお世話になった先生に、今回もポータブルベッドを1台貸して頂きました。
いろんな方々のご協力ご支援を得て、この活動も成り立っています。

その後、御船町の地域の食堂へ向かいます。
こちらも震災直後に支援に入っていたレスキューストックヤード(RSY)を通じてご縁を頂いた、地域の拠点とも言える場所です。

自宅、家族、親族、職場などに震災の影響を受けられた方、またその方たちを支援する方など、何かしらご縁のある人たちが集まられました。
仮設団地のコミュニティとは違って、住居は失っていなくとも、こうして集まり合える場や機会があるというのは、地域の方々の努力があってこそだと思います。
その分、非日常の生活もあってか、お身体の不調も多数、見受けられました。
こういった方々にこそ、鍼灸は必要なのだと思います。

治療前後には、被災された町の様子、復興されていく様子、地域の魅力なども、案内して頂きました。
「震災があって、この町が好きになった」という言葉が印象的でした。

私たちも、震災があるまでは全く知らなかったこの地域のことを知り、ご縁が出来ました。
これからもこの活動を通して、またさらに知っていきたいと思います。

計 23人施術 


二日目 3/22(木)
(南阿蘇 曇 最高 7.6℃ / 最低 -0.2℃)

この日も時折冷たい雨に降られ、寒さも厳しい一日でした。
しかも、この日に訪問した南阿蘇は標高の高い所にあり、山頂には雪が降り積もっていました。

この日は終日、「南阿蘇ケアサービス」での活動でした。
今回で3回目の訪問となります。
ここには施設がいくつか集まっていますので、メンバー各々が別れて、利用者さんをはじめ職員の方々に施術を行なっていきます。
お身体の様子を拝見すると、職員の皆さんの疲労度が伝わってきます。
多くの職員さんがおっしゃられていたのは、「鍼灸院が近くにあればいいのに…」。
鍼灸が初めての方も多かったですが、気に入って貰えることは、嬉しい限りです。
もっと頻繁に受けて頂けると良いのですが、そこはセルフケアの方法もしっかりお伝えしていきます。

いつも「南阿蘇」の様子を見て帰りたいと思うのですが、活動に入るとギリギリまで治療に時間をかけたくなるのが毎度のことで、止むを得ないかと思うようにもなりました。

計 34人施術


三日目 3/23(金)
(甲佐 晴 最高 15.5℃ / 最低 1.3℃)

この日から鍼灸師メンバーは3名に。
御船町にある「旧七滝中仮設団地」を訪れます。
熊本では最多の4回目の訪問となります。
こちらもRSYのご縁と、山間部にあり、ボランティアも入りにくい地域ということで、活動を続けています。

元々、戸数の少ない小規模仮設団地ですが、2年経って出て行かれる方もおられ、残った方は寂しく思われていました。
ただ、あくまで「仮設住宅」です。
東北でもそうですが、長期間暮らしていると、ハード面、ソフト面、ともに無理を感じられてきます。

こちらは平日の午前中ということもあり、来られる人はごくわずかです。
その分、施術、セルフケアの指導にも、力が入ります。
多くの人に提供することも大切ですが、ご縁でこういった支援もあるのかなと感じます。

計 7人施術


今回の訪問も、短期間でバタバタとしてしまいましたが、とても濃い活動でした。
被災地支援ではありますが、私たちも貴重な経験をさせて貰っています。
地元に戻って被災地の様子を伝えていかねばならないですし、どこで起こってもおかしくない自然災害、他人ごととは思わず支え合う気持ちを忘れずにいたいと思います。

これからも、必要とされる限り、お互いに無理のないように、ずっと訪問を続けていきたいと思います。

第5回熊本訪問
計 64人施術

(ブルー 森川真二)
 

第5回熊本訪問日程

東北の震災から7年が経ちました。
私たちの活動はそこから始まりました。
もう7年、まだ7年、いろんな思いが、被災地の方の知らせから伝わってきます。
次の東北への訪問は、秋頃に予定しています。
詳細はまた後日投稿します。

その前に、熊本への訪問が決まりました。(お知らせ遅くなりました。)
今回もこれまで関係を築くことのできた地域へとお伺いさせて頂きます。
よろしくお願い致します。

3月21日(水・祝) 御船町 地域の食堂
3月22日(木) 南阿蘇村 南阿蘇ケアサービス
3月23日(金) 御船町 旧七滝中仮設団地

(森川真二)
 

熊本訪問

はり灸レンジャー"グレー"鈴木です。第4回熊本訪問に参加しました。個人的には昨年8月に続き、2回目の訪問となりました。今回は都合で2日間のみの参加でしたが、2日間ともたくさんの被災地の方々に鍼灸を受けていただき、とても充実した活動ができたと思います。

1日目 (3月19日 日曜日)
最初の訪問は益城町木山仮設住宅。この日はよく晴れた春らしい日で集会場の周りは人の気配も少なくとても静か。誰も来ないんじゃないかと心配しましたが、しばらくすると子供達やお母さん達が大勢来てくれました。話を伺うとお母さん達も仕事を持っている方々も多いようです。家事や子育て、仕事をこなすのも大変なのに、被災され慣れない仮設住宅での生活は大きな負担でしょう。鍼灸の施術で少しでも楽になっていただけたら嬉しいです。

次の訪問は御船町の食堂。ここでもご近所のみなさん、家族で大勢集まっていてくれました。アットホームなお店なのでみんなでワイワイと楽しくとてもいい雰囲気で過ごさせていただきました。
ただ、私は2日目で活動を終え帰ってしまったので、3日目にメンバーがいただいた食堂のお食事を逃してしまった事がとても残念です。

2日目 (3月20日 月曜日)
この日は一日南阿蘇ケアサービスにて。
現地に着く頃から雨が降り出し、お昼頃には本降りに。前回8月に来た時はよく晴れていて夏の南阿蘇のキレイな風景を楽しめたのですが、今回は少し残念でした。
こちらはグループホームやデイサービスなどの施設で、私は主に職員さんの施術を担当しました。介護職のみなさん、大変ですよね。体の負担が本当に大変です。また、近くに鍼灸やマッサージを受けられる施設がないらしく、常に疲労が溜まっている状態みたいですね。今回の訪問でも少しはお役に立てたかな、と思っています。

震災から1年が経ちました。仮設住宅には約4万人が生活しているそうです。もちろん仮設住宅には入っていなくても困難な生活を強いられている方もたくさんおられるでしょう。被災され、生活や仕事の環境が変わり、その中で復興に向けて進んでいる熊本のみなさんに少しでも協力できたら良いと思っています。特に今回は日頃の仕事で溜まった疲労やストレスに対しての治療ができた事を嬉しく思います。
今回も受け入れてくださった方々に感謝します。ありがとうございました。

御船町食堂201703
 

第4回熊本訪問に参加して

こんにちは、レンジャーピンク森川彩子です。
私個人としては3回目の熊本訪問となった今回は、最初の参加地である、益城町、御船町、南阿蘇への再訪でした。
前回には行けなかった南阿蘇にも伺え、懐かしい方との再会もありました。

益城町、御船町では震災後の緊急支援でサポートに入られていた団体がコーディネートをしてくださいましたが、今回からは地域の受け入れ団体と直接のやり取りでの初めての活動です。


益城町木山仮設住宅では、仮設にお住まいではない、地域の方も集会所のイベントに参加できるようになっており、活気がありました。
伺った日も地域のボランティアの方が毎週開いている子供の集いの日でした。
子供も、そのお母さんも、企画されたボランティアの方への施術もでき、充実した活動になりました。
仮設にお住まいではない、地域のボランティアの方も皆さん被災されていました。
地域の繋がりを作るために何ができるのか、皆さんが考え、お互いを支えておられました。
仮設での新しい暮らしが少しでも過ごしやすくなることはもちろん、仮設には入らなくて済んだ方も、生活の立て直しにサポートが必要なのは同じ。
仮設を拠点にして、地域ごと復興していこうという気持ちが伝わりました。


御船町では震災前からの繋がりが保たれた地域2か所での活動でした。
前回受けられた方が来られ、良かったからと声掛けもしてくださり、とても充実した活動になりました。
地域の人の明るさ、マンパワーを感じました。
地域の繋がりがあれば、一人一人の不調にも気づくことができます。
震災後に続く、体の不調についても、隣近所で把握しておられ、「大丈夫?」という声かけもできていました。
すぐ近くでなくても、近隣の住民が困っていないか、意識を向けておられる方もおられました。
人は「気遣われている」と感じるだけで心強いのだと思います。
地域の方の、その大切な心遣いが印象に残りました。

御船町の地域支え合いセンターの職員さんに伺うと、私たちが活動した御船町の2か所は、特に良い雰囲気のできた所なのだそうです。
全ての地域や仮設住宅があのようになれば良いのでしょうが。


南阿蘇では、地域の福祉を支える福祉施設での活動でした。
利用者さんとスタッフの方への施術でしたが、高齢の利用者さんよりも、スタッフの方々の疲労が気になりました。
もともと忙しい業種であるスタッフの方々も、皆さん被災されています。
トンネルが開通して山越えは無くなったものの、迂回通勤の負担も続いていました。
周囲に身体をケアする施設も少ないようで、多忙もあり、メンテナンスを受ける機会のない方が、ほとんどでした。
前回よりは環境が落ち着いたと話されていましたが、身体の疲労が際立ち、心に残る場所になりました。


今回の訪問を終えて、熊本の方々の人の温かさ、支え合う気持ちの強さが印象に残りました。
地域の方々のお陰で沢山の方に施術し、セルフケアをお伝えすることができました。
私たちのボランティアをきっかけに、鍼灸に通われたという嬉しいお話も聞けました。

まだまだ生活の不便や負担は続いています。
被災された皆さんが少しでも過ごしやすくなられるよう、これからも、私達にできることを続けていこうと思います。


木山仮設201703

第4回熊本訪問の概要

もうすぐ地震から1年を迎える被災地 熊本。
3月の祝日を利用して、4回目の鍼灸ボランティア活動を実施しました。

メンバーは、鍼灸あんまマッサージ指圧師1名、鍼灸師3名、アロマインストラクター1名の計5人。
いつもの鍼灸施術に加え、アロマハンドトリートメントも好評でした。

一日目
2017/3/19 (日)


【益城町】 木山仮設団地 13名施術

前回11月の訪問に引き続き、2回目の訪問でした。
ここは益城町で2番目に大きい仮設団地です。
集会所もいくつかあり、前回とは違う集会所の利用となりました。

住民の方への告知が十分ではなかったようですが、当日お声がけをさせて頂き、限られた時間の中では、まずまずの盛況ぶりでした。
子どもたちやボランティアの方も来られ、にぎやかになりました。
毎週子どもが集まれるイベントをされていたり、芝生を入れて温かい雰囲気をつくられたり、地域の方によっていろいろな企画もされていました。
集会所の壁に貼られていた、東北からの励ましの声も、印象的でした。


【御船町】 地域の食堂 14名施術

こちらも前回に引き続き、2回目の訪問でした。
被災されたのは、仮設住宅にいらっしゃる方だけではありません。
被害を受けながらも、自宅に住まれている方もおられます。
また、「みなし仮設」と呼ばれる民間の賃貸住宅を仮の住まいとして入居される被災者の方々もおられます。
そして、そちらの方への支援が、十分に行き届いていないという話はよく聞きます。
地域の拠点とも言えるこちらでも、そういった支援の届きにくい、孤立してしまいがちな被災者の方々のことを思われる声をお伺いしました。
また、地元に戻って、復興の為にボランティアをされている方にもお会いしました。
被災されたご自身たちが、どうやって地域を支えようか、何ができるのか、模索され、行動される姿に心動かされました。


二日目
2017/3/20 (月・祝) 


【南阿蘇村】 南阿蘇ケアサービス 31名施術

こちらは、昨年の8月以来、2回目の訪問でした。
前回の夏の暑さから一転、雨もあってか、この時期でも寒さを感じました。

こちらでは、福祉施設サービスの利用者をはじめ、スタッフの方々にも施術を行ないました。
トンネルが開通し、熊本市内から南阿蘇まで前回より20分程の短縮ができていました。
しかし、まだう回路通勤の負担は続いているようです。
ボランティアもあまり入らない地域で、レンジャーの訪問が大変喜ばれました。

介護福祉の現場は、ただでさえ人手不足、重労働です。
そんな中での被災です。
職員の方々の疲労が際立っていました。


三日目
2017/3/21 (火)
 

【御船町】 旧七滝中仮設団地 8名施術

こちらは、昨年に引き続き、3回目の訪問です。
1回目の訪問は、はじめて談話室が使われたような時期で、コミュニティもまだこれからという時でした。
集まる住民の方々も、どこかよそよそしい感じがしていました。
しかし今回は、外で歩かれている方を呼び込まれたりと、親しくなられている様子も見受けられました。
やや山間にある仮設ながらも、活気がありました。
しかし、東北でもありましたが、病院が遠いなど医療サービスの不便さが、気になりました。
病院に行くほどでもない程度の症状に、セルフケアが役立ってもらえればと願います。


三日間の鍼灸施術人数 66名


今回の活動は、全て訪問したことのある場所でした。
ところが、用意した新しいカルテ50枚が足りなくなるほど、初めての施術の方が中心でした。
鍼灸が初めてという方も多かったです。
もちろん、以前に施術を受けられて、今回を楽しみに待たれていた方もおられました。
しかし中には、混雑ぶりを見て、「前回受けたから」と、遠慮される方もおられました。
被災者の方が、お互いに気遣われ、支え合われている様子も、印象的でした。

また、昨年から私たちボランティアをコーディネートして下さった方とも再会することができました。
今回の全ての訪問地も、直接お会いして顔と顔のつながる関係があってこそできた活動です。
こういった、1回切りではないボランティア訪問が、活動の場を広げてくれていると感じます。

復興には長い道のりですが、私たちにもできることを、今後もサポートさせて頂きたいと思います。

木山仮設団地北集会所201703

(ブルー・森川真二)

第3回熊本訪問に参加して

こんにちは、レンジャーピンク森川彩子です。
私にとって2回目の熊本入りとなった今回は、前回繋がりのできた町に再訪問しました。
8月に続いての訪問で、あまり日も経っていないので、はり灸レンジャーを覚えていて下さる方も多く、うれしい再会もできました。

益城町では、仮設に移られてまだ3ヶ月、前回は避難所生活を送られていた方々への施術ができました。
前回の避難所の時も感じましたが、活気があり、仮設の集会所に人の集まりやすい環境ができていました。
活気のある環境づくりはなかなか難しいことなのだそうです。
前回より解体作業が進んだとはいえ、ブルーシートが多く残り、生活の立て直しにはまだ時間がかかります。
日々の仕事や、住めなくなった家の片づけにも追われる毎日です。
住民同士で相談して方針を決めたり、楽しんだり、繋がりを作ることに手が回らないのも想像ができます。
ここでの環境づくりをされた住民皆さんのご尽力と、それを支える方々のご努力の賜物なのだと感じました。

御船町では町のイベントと重なったこともあり、お伺いした仮設では施術できた方は多くありませんでした。
でも前回受けられた方が、
「顔を見に来たわ」と来られたり、
「若いもんはみんな出かけとるから、昼間は暇で仕方ない」とおしゃべりに来られる方も。
熊本の方の気さくな明るさを感じました。
また、嬉しいことに地元の食堂の方が鍼灸を気に入られて、お店を治療の場として提供してくださり、思わぬ大盛況となりました。
ご自身も被災されながら、地元を支えようと力を尽くされている方々のしなやかな対応に驚き、またとても有難く思いました。

避難所が閉鎖され、暮らしの場が仮設に移れば、コーディネートに入られていた緊急支援団体も
その役割を地元の方々に任せていかなくてはなりません。
自宅とは違う仮設住宅で迎える冬の対策や、住んでみて初めてわかる問題の対策も必要です。
住民同士で協力したり、話し合える環境がなくては、暮らしが立ち行きません。
酷なのですが、これからさらに被災された方々ご自身のパワーが必要になるだろうと感じました。

一方で熊本の方々の明るさ、しなやかさに希望を持ちました。
お話をさせて頂くと、こちらが元気になってしまうこともしばしばでした。

でも疲れが溜まっていては、身体も思うように動きません。
思うように動けなければ、思考もネガティブになりがちです。
疲れが取れて身体が元気であれば、力も湧いてきます。
鍼灸と、お伝えしているセルフケアで、少しでも身体が癒えて、毎日を過ごす力が湧いてくれればと願います。
 
201611森川彩子先生

熊本ボランティア~再訪して嬉しかったこと~

こんにちは。
はり灸レンジャー パープルの西井牧子です。

はり灸レンジャーとして3回目、私自身は2回目の熊本ボランティアに先月参加させていただきました。

初日は益城町、そして2日目と3日目は御船町の仮設住宅の集会所でそれぞれ施術をさせていただきました。

前回の8月の訪問でも益城町と御船町に伺いましたので、何人かの方とは嬉しい再会を果たすことができました。

そして、今回のはり灸レンジャーの訪問を心待ちにしていたとの嬉しいお声も沢山聞かせていただき、心が躍りました。

前回、避難所でお過ごしだった方々のほとんどが仮設住宅に入居され、気持ちが少し楽になったわ~とのお声も沢山伺いました。

それだけ避難所での生活は、プライバシーの守られない、精神的にも身体的にも負担の大きなものだったのだと改めて感じました。

伺った先月上旬は、朝夕と日中の気温差が大きく風邪気味の方や、仮設住宅に入居されてホッとしたのか体調を崩されておられる方もよくお見かけしました。

それでも、前回お渡しした簡易灸やローラー鍼でセルフケアをされる方が何人もいらっしゃり、
「毎日コロコロしているから、歩ける様になったよ!」
「コロコロしているから、肩こりがマシになったよ!」
などと嬉しそうに話されるご様子に胸が熱くなりました。

また今回は、被災されながらも避難所には行かれず、避難所にずっと食事を届けられていた食堂でも治療する機会がありました。

前回、「鍼は怖いからしないわ~」とおっしゃりながらも、治療された方に勧められて初めて鍼灸治療を受けられた方が、ご家族やご近所の方にはり灸レンジャーの治療を勧めてくださり、沢山の方が食堂にお越しくださいました。

中には、取り壊す事になったご自宅の整理やお仕事などでお疲れが溜まりすぎ、喘息の様な症状の方がいらっしゃったのですが、治療中から咳がぴたりと止んで、お顔の血色も別人の様に良くなられ、はり灸治療の不思議さにビックリされておられたのが印象的でした。

被害の大きかった益城町も御船町も、前回よりブルーシートが減り、家屋などの取り壊し作業が進んでいました。

それでも、パッカリとひび割れた阿蘇の山を見ると、地震の大きさに改めて恐れを抱きました。

地震がなければ伺うこともなかったかもしれない町で、沢山の方と嬉しいご縁が繋がり、町やその土地の方々がお元気になっていかれる様子を拝見出来るのは嬉しいことだなぁと思います。

短期的な支援ではなく、この先も継続してお身体やメンタルケアのお役に立てたら…と思います。

そして次回訪問までの間、お灸やローラー鍼でのセルフケアで熊本の方々がお元気になられることを少し離れた神戸から祈っております。

201611西井先生